ALPアイソザイムとは 血液型 B型 O型 胆道閉塞

ALPアイソザイムとは

 ALP は,多くの臓器により産生されますが,臓器によってできてくる ALP が少しずつ違い,病気の種類によっても,上昇する型が違います。この型の違う酵素のことをアイソザイムと呼びます。
ALP1 型…肝臓で産生される。胆道閉塞で上昇。
ALP2 型…肝臓で産生される。健康人はこの型が最も多い。
ALP3 型…骨で産生される。成長期の小児は,この型が多い。
ALP4 型…胎盤で産生される。妊娠後期や一部の悪性腫瘍で上昇。
ALP5 型…小腸で産生される。脂肪を食べると上昇。血液型のB型とO型で高値。
ALP6 型…ALP2 型に IgG という免疫グロブリンが結合したものです。
 特殊な方法で検査をすると,ALP I アイと呼ばれる ALP が検出でき,これは肝細胞癌でみられます。

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