アミラーゼとは でんぷん 飢餓
アミラーゼとは
でんぷんやグリコーゲン等の糖質は,ブドウ糖が鎖のようにつながってできたものです。これらを吸収するためには,ブドウ糖を一つずつ切り離していかなければなりません。その切り離す役割をするのが,アミラーゼという消化酵素です。この酵素は,膵臓で作られ十二指腸に分泌されますが,膵臓が何らかの病気になると,この酵素が膵臓の細胞から逸脱し,血液中に入ってきます。この現象を利用して膵臓の病気を知るのがアミラーゼ値測定の目的です。正常値(基準値)は,40〜125IU/l
です。通常男女差はなく,運動などの影響もありません。食事による影響もあまりないと言われていますが,糖質を摂取すると増加し,蛋白質や脂質を摂取すると低下する傾向があります。飢餓の時や大量飲酒後に増えることがあります。加齢とともに上昇する傾向があり,腎機能の低下による排泄障害が関与していると考えられます。
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