血圧とは 最高血圧 最低血圧
血圧とは
細胞は生きていくために,酸素や栄養を得,生命活動によって生じた老廃物を取り除く必要があります。この物質の流れに寄与しているのが血液であり,循環システムです。この循環システムのポンプの役割を果たしているのが心臓で,収縮と拡張を繰り返すことで血液を循環させます。心臓の拍動により作られる血管内の圧力を血圧と言います。心臓が収縮した時が最も血圧が高く,最高血圧(収縮期血圧)と呼ばれ,逆に心臓が拡張した時は最も血圧が低くなり最低血圧(拡張期血圧)と呼ばれます。血圧は,もともと水銀血圧計で測ることが多かったこともあり,水銀柱の高さで示され,正常な人ですと収縮期血圧は 120mmHg 前後,拡張期血圧は 70mmHg 前後となります。心臓が拡張している時に,血圧が0mmHg にならないのは,大動脈等の大きな血管に弾力があり,心臓が収縮した時に血管が拡張し,心臓が拡張している時に収縮するという逆のポンプ作用をしているからです。動脈硬化が起こって血管が硬くなってくると,この作用が少なくなり,拡張期の血圧は下がってきます。
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