高血圧の診断基準 正常血圧 正常高値血圧とは 高血圧
高血圧の診断基準
高血圧が続くと血管が硬くなって動脈硬化という状態になり,脳梗塞や心筋梗塞のような血管を詰まらせる病気を併発しやすくなります。また,圧力そのものにより血管が破れて脳出血を引き起こすこともあります。以前は,最高血圧が 160mmHg 以上もしくは最低血圧が 95mmHg 以上を高血圧症としていましたが,何万人という人の統計処理から,更に低い血圧の人の方が健康で長生きできることがわかり,現在では,最高血圧 140mmHg 以上もしくは最低血圧 90mmHg 以上を高血圧と呼んでいます。血圧に関する基準値は,細かく分類されており,以下のようになります。
収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧 120未満 かつ 80未満
正常血圧 130未満 かつ 85未満
正常高値血圧 130〜139 または 85〜89
軽症高血圧 140〜159 または 90〜99
中等症高血圧 160〜179 または 100〜109
重症高血圧 180以上 または 110以上
収縮期高血圧 140以上 かつ 90未満
(これらは,医療機関での血圧測定に基づいた分類です)
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