CPKとは CKアイソザイム CK-BB CK-MB CK-MM

CPK

CK(creatine kinase)は主に筋肉細胞中に含まれる,エネルギー産生に係わる酵素で,CPK(creatine phosphokinase)とも呼ばれます。筋肉が障害されると,筋肉細胞が壊れて,細胞中の CK が血中に逸脱してきます。この性質を利用して,筋肉が障害されているかどうかを判定するために行うことが多い検査です。
 正常値(基準値)は,成人男性50〜230IU/l 成人女性32〜180IU/l です。
 筋肉細胞には,体を動かす骨格筋,心臓を動かす心筋,内臓にある平滑筋があり,少しちがったタイプの CK を持っています。筋肉以外では脳にも存在します。これらの違いをアイソザイムというのですが,脳と平滑筋は BB,心筋は MB,骨格筋は MM という CK アイソザイムを持っています。
 通常,CK-BB 1%以下,CK-MB 4%以下,CK-MM 94%以上の値を示します。

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