虚血性心疾患 冠不全とは 冠動脈 冠状動脈
虚血性心疾患について
心臓は，絶えず収縮と拡張を繰り返して，体中に血を送り出し，酸素や栄養を供給しています。しかし，心臓そのものも生きている筋肉ですから，酸素や栄養を必要とします。心臓にこれらを与える血管が冠動脈（冠状動脈）であり，この血管の流れが悪い状態を冠不全と総称し，それによる病気を虚血性心疾患と言います。虚血性心疾患の中で，冠動脈が動脈硬化等で細くなり労作時に胸が痛くなるのが狭心症，完全に血管が詰まって心筋の一部が死んでしまうのが心筋梗塞です。心筋梗塞は，生死に関わる病気ですので，大変重要な疾患です。冠不全の心電図では，ST
やＴに特徴的な変化があり，更に心筋梗塞では QRS にも特徴的な所見がみられます。
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