アルブミンとは ALB 浸透圧 栄養不良 吸収不全症候群 蛋白漏出胃腸症

アルブミン

 アルブミン(ALB)は,総蛋白の約65%程度を占める蛋白質です。アルブミンの主要な働きは血液の浸透圧を一定に保ち血液の水分量を調節することです。又,血液に溶けにくい物質を運ぶためにも働いています。アルブミンは肝臓で合成されます。食事により摂取された蛋白質は消化吸収されアミノ酸になりますが,そのアミノ酸をもとに合成されます。したがって血液中のアルブミンの濃度は,栄養状態,腸管におけるアミノ酸の吸収能,肝臓の働き(合成能)を反映しています。又,アルブミンは腎臓や消化管の障害により体外に失われることがあるので,その病状の程度も反映します。
アルブミンが増加するのは,血液が濃縮される脱水などの場合だけですが,アルブミンが減る病気は,以下のように種々存在します。
  アミノ酸の吸収低下…栄養不良・吸収不全症候群など
  肝臓での合成能低下…肝炎・肝硬変・炎症性疾患など
  体外への喪失…腎障害(ネフローゼ症候群・腎炎)・蛋白漏出胃腸症・潰瘍性大腸炎など
  その他…甲状腺機能亢進症(需要の増大)・熱傷(創からの漏出)

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