腹部エコーの方法 検査前準備 絶食

腹部エコーはどうやって行うの

 一般的には,検査日の朝食を抜いて午前中に検査が行われます。これは,消化管内の空気を減らすためと,胆嚢の収縮を防ぐためです(食事をすると,消化のために胆嚢内の胆汁を出してしまって,胆嚢が見にくくなります)。腹痛時など救急の場合には,むしろその原因がわかる場合も多く,食事の有無にかかわらず施行します。膀胱や子宮などを見る時には,膀胱に尿を充満させるために,直前に排尿しないように指示します。通常ベッドに横になって行い,検査時間は10分程度です。器械と体の間に空気があると,超音波が遮断されますので,それを防ぐためにゼリーを塗って検査をします。尚,腹部エコーの用語では白く見えることを高エコー,黒く見えることを低エコーと言います。

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