脾腫 膀胱結石 子宮筋腫とは 卵巣腫瘍 虫垂炎

その他の臓器のエコー

 脾臓 脾臓は左上腹部に位置します。進行した肝障害や白血病などでは脾臓が大きくなり,これを脾腫と言います。
 膀胱・前立腺 膀胱内の尿は低エコーに描出され,膀胱壁からの腫瘍は出っ張りとして認められます。膀胱結石も高エコー像として描出されます。前立腺は,膀胱の尿を排出する尿道を取り囲むように存在する臓器です。男性では,加齢とともに前立腺が大きくなる傾向にあり,前立腺肥大症になると,頻尿・残尿感などの症状がでることがあります。前立腺癌の観察は一般には,直腸に超音波装置を挿入して施行する経直腸的超音波操作が必要となります。
 子宮・卵巣 子宮筋腫・卵巣腫瘍などが,腹部エコーでよく発見されます。
 消化管 胃や大腸などの消化管の診断は,腹部エコーの得意とする分野ではありませんが,癌などもはある程度の大きさになれば発見することも可能です。また,最近では虫垂炎の診断にも腹部エコーは頻繁に用いられています。

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