尿細管検査 NAG β2-マイクログロブリンとは BMGとは α1-マイクログロブリン

尿細管の検査(尿細管については,74頁参照)

 NAG 尿細管の細胞の中にある酵素です。尿細管が障害されると逸脱してきます(正常値は,7U/l 以下)。
 β2-マイクログロブリン(BMG) 血液から濾過された BMG は,通常は尿細管で再吸収されるため,ほとんど尿中にはみられませんが,尿細管の働きが悪くなると,尿中に多く出てきます。酸に不安定で,測定誤差が出やすいのが欠点です(正常値は,200μg/l 以下)。
 α1-マイクログロブリン BMG と同様の機序で,尿細管障害で上昇します。酸に安定ですので,BMG より使いやすい検査です(正常値は,10mg/l 以下)。

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