肥満化 飽食の時代
日本人の肥満化
人類は,誕生して何万年もの間,飢餓との戦いをしてきました。この間に人類は,飢餓に耐えるように体を作り変えてきました。飢餓に耐えられる人間が生き延びてきたといってもよいでしょう。ところがここ数十年の間は,飽食の時代となり,好きなだけ食べることができるようになりました。また,交通手段の発達や機械化された環境により体を動かすことが減ってきました。多量に摂取した上に消費も減ったために,栄養分が脂肪として体に蓄積するようになり,現在では,壮年男性の肥満者が30%を超えています。
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