LDLコレステロールとは HDLコレステロールとは 高コレステロール血症 高中性脂肪血症 混合型高脂血症

コレステロール・中性脂肪の基準値は

 2002年の日本動脈硬化学会において,空腹時での高脂血症の基準値は総コレステロールは220mg/dl以上,中性脂肪値は150mg/dl以上,LDL コレステロール値は140mg/dl以上とされました。また,動脈硬化を起こす脂質異常として,低 HDL コレステロールの基準は40mg/dl未満と決まりました。この基準から外れた場合に動脈硬化による疾患が増えてくることがわかったからです。ひとくちに高脂血症といってもいろいろなタイプがあり,大きく分けてコレステロール値のみが高い場合(高コレステロール血症),中性脂肪のみが高い場合(高中性脂肪血症),両方が高い場合(混合型高脂血症)があります。それぞれのタイプによって,食事療法や薬物療法が異なってきます。
 2007年に後述のごとく,同学会のガイドラインは改定されましたが,基準値は変わりません。

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